こんにちは!大塚@社会保険労務士です。

連日報道されている俳優の佐藤二朗さんに関するハラスメント報道について、正直、私は現場のことなんて何も知りませんし、どちらかを責めたいわけでもありませんが、ただ、社労士という仕事柄、つい考え込んでしまったので、ブログとして綴ります。

報道を見る限り、佐藤さんご本人にはハラスメントのつもりはなく、一方で相手の方はそう受け取った、という構図のように感じました。手が顎にあたった、という話も報じられていますが、その状況が実際どうだったのかは私にはわかりません。ただ、誰が聞いても疑う余地なくハラスメントだ、と言い切れるものではないように私は感じました。

だからこそ思うのです。明らかに一線を越えているもの以外は、結局「捉え方」の問題になってしまうのだ、と。

同じ行為でも、受け取る側の感じ方によって意味が変わる。ここに、ハラスメント問題の一番難しいところがあると思います。

では、どうすればいいのか。

答えは「何がハラスメントにあたるのかを明確にすること」、そしてそれを仕組みとして根づかせること、これしかないと私は考えています。

一般企業においては、ハラスメント防止規定を作り、研修を行います。人は忘れる生き物なので、定期的に繰り返し、それでも起きてしまった時のために相談窓口を設ける。

芸能界と一般企業とでは事情がまったく違うのでしょうが、それでも「仕組みで守っていく」という原則は変わらないはずです。

したとされる側が一方的に悪いわけでも、されたと感じた側が悪いわけでもない。私はそう感じています。だからこそ、あいまいなまま個人の感覚に委ねるのではなく、線引きと仕組みで支えていく必要があるのだと思います。

この件も、一日も早くすっきり解決するといいなと思います。そして、すべての人がハラスメントに怯えることなく、気持ちよく働ける。そんな社会になったらいいなと、社労士として願っています。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。