こんにちは!大塚@多忙な現場社長の採用パートナーです。

「採用してみないとわからない」
「入社してみないとわからない」

採用する側も、働く側も、こんなふうに思っていることって多いですよね。確かに、その通りです。人が相手のことなので、ある程度は実際にやってみないとわからない部分が必ず残ります。これは事実として受け止めるしかありません。

でも、「やってみないとわからないから仕方ない」と諦めてしまって、内定辞退や早期離職の対策を打たないのはあまりにももったいない。

実は、「やってみないとわからない」と思われている部分の半分は、事前に潰すことができます。今日はそんなお話です。

目次

①やってみないとわからないの代償
②来てほしい人を言語化する
③職場の雰囲気を正直に伝える
まとめ

採用がうまくいかなかったとき、損をするのは誰でしょうか?

社長や人事の方の時間だけで済むなら、まだ救いがあります。ですが実際には、もっと広い範囲に影響が及びます。

たとえば、現場で新人教育を担当するスタッフ。マニュアルを準備し、何度も同じ説明を繰り返し、ようやく一人で動けるようになったかと思えば「すみません、今月いっぱいで…」となる。

教える側の心理的な疲労は、想像以上に大きいものです。

そして問題は、これが一度では終わらないこと。

「また続かないのか…」という空気が社内に流れ始めると、現場のモチベーションは下がります。次の新人が入ってきたときも「どうせまたすぐ辞めるだろう」という目で見られてしまう。こうなると、本来は活躍できたはずの人材まで、社内の冷たい空気の中で居場所を失っていきます。

つまり、ミスマッチ採用の本当の代償は採用コストではなく、現場の空気そのものなんですよね。

事前に潰せる部分を潰しておくことが、結果として現場を守ることにつながります。

ではどうすればいいのか。

いつもお伝えしていることですが、答えはシンプルです。「来てほしい人」を具体的に言語化すること。「真面目で素直な人」「明るくて元気な人」では足りません。そんな表現は、求人票に並ぶ無数の他社も使っています。

そうではなく、

  • どんな価値観を持っている人か
  • 普段どんな働き方をしているか
  • 何にやりがいを感じる人か
  • 仕事以外でどんな時間を過ごしているか

ここまで踏み込んで言葉にすると、自社が求める人物像がくっきり浮かび上がります。そして、これを言語化するいいところは「来てほしくない人」にご遠慮いただけることです。これは会社のためだけでなく、応募者のためにもなりますね。

入社して数ヶ月で「思っていたのと違った」と辞めるのは、応募者にとっても本当に辛い経験。お互いにとって、最初からマッチしない関係は避けた方が幸せです。

もう一つ大切なのが、職場の雰囲気を正直にPRすることです。たとえば、同じ「営業職」でも会社によって全く違います。

おっとりとした人たちが和気あいあいと働き、お客様とも長くお付き合いしていく職場。

一方で、常に数字が見える環境で、スピード感と緊張感を持って意識高く働く職場。

どちらが良い悪いではありません。ただ、合う人は全く違います。ここで多くの会社がやってしまう失敗が、良いところだけを並べることです。「アットホームな職場です」「成長できる環境です」「働きやすい雰囲気です」など。

確かに嘘ではないかもしれません。でも、それだけだと求職者は実態をイメージできません。

そして入社後に「思っていたのと違った」となる。

「うちはこういう職場で、こういう人が活躍しています」と、雰囲気を正直に伝えることで、合う人が自然と集まり、合わない人は最初から応募してきません。

これが結果的に、採用後のミスマッチを大きく減らします。

「入社してみないとわからない」は半分本当で、半分は事前に潰せます。事前に潰すためにできることを整理すると2つあります。

  1. 来てほしい人を具体的に言語化する
  2. 職場の雰囲気を正直に伝える

これらを意識するだけで、採用後の「思っていたのと違う」はぐっと減ります。「入社してみないとわからない」は一旦置いといて、できる準備をしておく。それが現場を守り、応募者を守り、結果的に会社を守ることにつながります。

おわりに

私はお客様の採用をご支援するとき、まず始めに「採用したい理想の1人」を一緒に決めて、その人に名前までつけます(笑)専門的に言うと、いわゆる「ペルソナ」です。

そして、その人はどんな基準で職場を選んでいるか、何に不安を感じているか、どんな言葉に心を動かされるかを徹底的にお客様と一緒に考えていきます。

最初は社長さんも「えっ、名前まで?」と戸惑うのですが、これをやると求人票の言葉も面接の質問も、不思議とブレなくなります。「Aさんに伝わる言葉か?」「Aさんは興味を持ってくれるか?」という具体的な基準ができるからです。

もし良ければ、あなたの会社でも「来てほしい理想の1人」に名前をつけてみてください!採用に対する向き合い方が、きっと変わってくるはずです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。