こんにちは!大塚@多忙な現場社長の採用パートナーです。
会社を去っていった社員のことを「もううちには関係のない人」と頭の中で区切ってしまっていませんか?
辞められた当時はがっかりしたり、忙しい時期だとイライラしたこともあったと思います。その気持ちはよくわかります。
ただ、一度辞めた社員を「過去の人」と区切ってしまうのは、実はとてももったいないことなのです。採用が年々難しくなっている今、新規の応募者を探すことばかりに目が向きがちですが、過去に縁のあった人材は、未来の社員候補になる可能性を常に秘めています。
目次
①どんな辞め方をした人かによる
②在籍中は気付けない自社の本当の魅力
③戻ってきてもらえる会社の条件
④まとめ
①どんな辞め方をした人かによる
最初にお断りしておくと、ここで言う元社員は喧嘩別れや揉めて辞めた人ではありません。そういう方は、双方にとって戻る関係性ではないので対象外です。
そうではなく、たとえばこんな辞め方をした人を思い浮かべてみてください。
- 本人や家族が体調を崩したなどやむを得ず退職した人
- 家族の介護や子育て、配偶者の転勤などで辞めざるを得なかった人
- 新しいチャレンジをしたくて前向きに転職していった人
このような辞め方をした元社員は、あなたの会社との関係を「悪い記憶」として持って出ていっているわけではありません。つまり、外に出た後もあなたの会社のことを悪く言わない人たちです。
そして彼らは、外で他社を経験することで、初めてあなたの会社の良さに気付く可能性のある人たちだということです。
②在籍中は気付けない自社の本当の魅力
「うちには特別な魅力なんてないよ」と謙遜される社長さんは多いです。
でも、断言します。どの会社にも、必ず特長があります。社風、人間関係、社長の人柄、仕事の進め方、お客様との距離感、休みやすさ、職場の温度感。挙げ始めるとキリがないほど、会社ごとに異なりますが働いている社員がいる以上は必ずあります。
そしてその特長には、合う人と合わない人がいます。ここで難しいのが、在籍している間は社員自身も「これが普通」と思ってしまっていること。ですが、一度外に出て別の会社を経験すると、比較対象ができます。
「あれ、前の会社って意外と恵まれてたかも」 「人間関係でこんなに悩むなら、あの職場は貴重だったな」こんな気付きが生まれます。
これが、出戻り採用が起こる土壌です。
実際の現場で起きていること
私のお客様でも、過去に働いていた人が戻ってきてくれたケースはいくつもあります。
ある会社では、キャリアアップを目指して大手企業に転職した人が、数年後に「やっぱり大きな会社には合わない。前職にあった距離感の中で働きたい」と戻ってきたそうです。外で経験を積んだからこそ、自社の良さを改めて感じてくれたケースです。
そして、このように戻ってきた人材は、最初から会社を理解しているので即戦力になりやすく、教育コストも圧倒的に低く済みます。
③戻ってきてもらえる会社の条件
ただし、ここに大切な前提があります。それは、日々の採用活動をきちんと続けているということです。
外から見て「あの会社、変わらず元気にやってるな」と感じられる会社にしか人は戻ってきません。
逆に、辞めた後にゴタゴタが続いていたり、「最近あの会社、雰囲気悪いらしいよ」と噂が聞こえてくるような会社には、たとえ良い縁があっても戻りたいとは思えないものです。
つまり、出戻り採用は突然降ってくるラッキーではなく、日々の積み重ねの結果なのです。
そしてもう一つ大切なのが、辞めるときの送り出し方。
辞めると決まった瞬間に冷たくなったり、悪い感情を残して送り出してしまうと、未来の縁を自ら閉ざしてしまいます。理想は、どんな理由で辞める人であっても「お元気で。またご縁があったら声をかけてね」と気持ちよく見送ることです。

④まとめ
辞めた社員=過去の人、ではありません。喧嘩別れでなければ、彼らはあなたの会社の良さを外から再発見してくれる、未来の社員候補です。そして、戻ってきてもらえる会社であるためには、日々の採用活動を地道に続けることと、辞める人を気持ちよく送り出すこと。
派手な施策ではありませんが、こうした積み重ねが、いつか「またここで働きたい」と言ってもらえる会社をつくります。
おわりに
お客様の出戻り採用の話を聞くと社長さんが本当にうれしそうで、こちらまで温かい気持ちになります!
私も同じように辞めた人が戻ってきてくれた嬉しさを過去に何度か体験したことがあります。あなたの会社にも、過去に縁のあった「いつか戻ってくるかもしれない人」がいるかもしれません。その人を思い浮かべながら、今日できる小さな積み重ねを続けていきましょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


