こんにちは!大塚@多忙な現場社長の採用パートナーです。
「あんなにゆっくり時間をかけて育てたのに…」
待ちに待った人をやっと採用できたのに、思ったように活躍してくれない。手塩にかけて育てたつもりが、社風に合わずに辞めていった。
経営者や人事担当者の方なら、一度や二度はこんな経験があるのではないでしょうか。採用に時間とお金をかけ、現場にお願いして教育の協力を仰ぎ、ようやく独り立ちしそうなところで「すみません、来月いっぱいで…」と切り出される。
正直、めちゃくちゃ脱力します。
「採用しなければよかった」
「あんなに育てたのに、恩を仇で返された」
…とお思いになるその気持ちは、本当によくわかります。
目次
①辞める人が悪いとした瞬間に起きること
②失敗は自社に合う人を磨くための材料
③育てた工数は無駄ではない
④まとめ
①辞める人が悪いとした瞬間に起きること
ですが、ここで一つだけ気をつけたいことがあります。
それは、「辞める人が悪い」と結論づけた瞬間に、次の採用への学びがピタッと止まってしまうということです。相手のせいにしてしまうと、頭の中の振り返りはこんな感じで終わってしまいます。
- 最近の若い子は根性がない!
- 次はもっと根性のある人を採ろう!
- たまたまハズレを引いただけ!
どうでしょうか?気持ちはわかりますが、これだと何も変わらないんですよね。
採用面接で何を聞き忘れたのか、その答えのどこに見誤ってしまったのか、そもそも求人票が自社に合う人に届く内容になっていたのか。
そのような検証をせずに、辞めた理由を相手のせいにした瞬間、そこで終わってしまいます。結果として、同じパターンの採用ミスマッチが何度も繰り返されることになります。
②失敗は自社に合う人を磨くための材料
視点を変えてみましょう。採用がうまくいかなかったということは、裏を返せば「自社に合う人を見極めきれていなかった」というサインです。
ですが、これは決して恥ずかしいことではありません。採用は人と人のことなので、100点満点で見極めるなんて不可能です。誰でも失敗します。大事なのは、失敗したときに振り返りをすることです。そしてその気付きを、次の採用にどう活かすのかが重要です。
具体的には、こんな問いを自分に投げかけてみてください。
- なぜ、合わなかったのか?
- 面接で何を聞いていれば、気付けたか?
- 求人票でうちの会社のどんなところを伝え損ねていたか?
- 入社後のどのタイミングで、ズレが顕在化したか?
こう自問するだけで、次の採用に活かすための材料が自然と集まるはずです。そしてその積み重ねが、自社に合う人を引き当てる精度をじわじわと上げていきます。
③育てた工数は無駄ではない
「でも、結局辞められたら育てた時間は無駄じゃないか」そう感じる方もいるかもしれません。確かに、目の前の労力だけ見れば、そう見えても仕方ありません。ですが、教えた経験そのものが無駄になるわけではありません。
- この説明だと新人に伝わらなかった
- この仕事は最初に教えるべきだった
- このタイミングで現場に出すと不安が大きいんだ
こうした気付きは、次の新人を育てるときにそのまま活きます。つまり、辞めた一人の社員は、あなたの教育の仕組みをアップデートしてくれた存在でもあるのです。
「育てた工数は無駄だった」ではなく、「次はどう見極め、どう育てるか」を持ち帰る。そう捉え直すだけで、辞められた経験が一気に「未来への投資」に変わります。

④まとめ
失敗は宝物
「辞める人が悪い」と言いたくなる気持ちは、痛いほどわかります。ですが、その言葉を口にした瞬間に、次の採用の改善は止まってしまいます。
採用がうまくいかなかったのは、相手の問題ではなく、自社に合う人を見極める仕組みがまだ十分でなかったというサインです。ここを気付きと捉え、対策を考え実践していく。この繰り返しが自社に合う人を引き当てる精度を上げていきます。
おわりに
恥ずかしながら私も運営するコンビニにおいて、うんと昔の話ですが深夜希望で応募してきた人を採用したら、夜中に働いた経験がほとんどない方で生活に馴染まずすぐ辞めてしまった、ということがありました(汗)
面接で生活習慣をきちんと聞いていれば、容易に想像できたはずなのに、です。当時の私は本気で「最近の若い人は根性がない」と思っていましたが、今振り返るとズレていたのは人を見抜けなかった私の方でした。
あなたにももしこれまでに「採用の失敗」があるなら、振り返りをすれば次の採用の宝物になるはずです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

