こんにちは!大塚@社会保険労務士です。

プルデンシャル生命の金銭不正問題、ご存知ですか?1991年から30年以上にわたり、100人以上の社員や元社員が、顧客約500人から総額31億円を不適切に受け取っていたという大規模な不祥事です。社長が引責辞任する事態にまで発展しました。

ニュースを見ながら、私は「30年」という数字に愕然としました。30年ですよ。30年もの間、不正が発覚しなかった。いや、正確に言えば「バレなかった」のではなく、「見て見ぬふりをされていた」のかもしれません。

でも結局、バレた。

そして今、会社は信用を失い、被害を受けた顧客は泣き、不正に手を染めた社員たちの家族はどんな思いでいるのか…。「どうせバレない」と思っていたであろう一人ひとりの判断が、取り返しのつかない結果を招いています。

私はこの問題の本質って「ちょっとくらい大丈夫」という甘えだと思っています。そして、これって保険業界だけの話じゃないんです。

私は社労士として仕事をしていますが、社労士業界でも似たような問題があります。それは助成金の不正受給です。

「実態と違う書類を作っても、どうせ調べられないだろう」
「みんなやってるし、ちょっとくらい…」

こういう声、耳にすることがあります。でも、どうせバレないと言い始めたら、なんでもアリになってしまいます。それでは秩序も公平性も保てません。

プルデンシャル生命の事例を見てください。30年間「バレなかった」けど、最終的にはすべて明るみに出た。そして、会社の信用は地に落ち、関わった人たちの人生も大きく変わってしまいました。

だから思うんです。

専門性だけを磨いても、倫理観がなければダメになる。

私たちは、専門知識を持っているからこそ、その知識を悪用しようと思えばできてしまう立場にあります。だからこそ、何が正しくて何が間違っているのか、常に自分に問いかけ続けなければいけない。

知識やスキルは「武器」になりますが、それを正しく使うための「心」がなければ、自分自身も、お客様も、大切な家族も傷つけることになります。

…なんて偉そうなことを書きましたが、私は大丈夫です。

なぜかって?

ウソをつくのが下手すぎるからです。嫁さんにウソついても、秒でバレます(笑)

顔に出るらしいんですよね。だから最初から正直に生きるしかない。これはこれで、ある意味才能かもしれません。

今回、プルデンシャル生命のニュースを見て思ったことを書きましたが、優秀で信頼できて、かつ心豊かな同社の社員さんを私は何人も知っていますので、本件は会社だけではなく、そもそも個の問題が強いことは言うまでもありません。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。