こんにちは!大塚@社会保険労務士です。

「求人票も見直した、写真も工夫した。なのに、なぜか応募が来ない…」

こんな経験はありませんか?

私は普段から求人票の書き方や魅せ方の大切さをお伝えしています。どんなに良い会社でも、求人票で魅力が伝わらなければ応募にはつながりません。

しかし、求人票を磨いても応募が来ない場合、実は別の原因が潜んでいることがあります。

それは「社内の空気」です。

会社の空気は、車のエンジン音のようなもの。乗り慣れている本人は気づかなくても、他人が乗ればすぐに「あれ?なんか変じゃない?」と気付きます。

たとえば、こんな状態になっていませんか?

  • 社内の人間関係がギクシャクしている
  • 売上不振で社員に余裕がない
  • 逆に急成長で現場がゴタゴタしている
  • 給与や評価への不満がくすぶっている

求人票には書けないこうした空気は、不思議と外に漏れてしまうものです。

社内に不和があると求人票を書く時にその部分を無意識に避けてしまいます。書けない、というより書きたくない。だから求人票がどこか薄っぺらくなってしまう。

そして、面接でも同じことが起こります。応募者は受付での対応や社員同士のやり取りを敏感に見ています。「なんかこの会社、雰囲気が暗いな…」と感じ取られてしまえば、いくら求人票を上手に書いても意味がありません。

つまり、社内の空気は求職者から見抜かれてしまうということです。

では、この「見えない空気」を変える3つのポイントをお伝えします。

目次

①懇親の場を意識的につくる
②会社の課題をオープンにする
③理念をみんなで語り直す
まとめ

見直しポイント: 「忙しいから」と懇親の機会をつくっていない。

「若い人が飲み会を嫌がるから」「コロナ禍でやめてしまった」などの理由で、懇親の場をなくした会社は多いと思います。

しかし、懇親の目的は「飲むこと」ではありません。社風に合えば飲み会でもいいですし、ランチ会やお茶会でも構いません。大切なのは仕事から少し離れて会話する時間をつくることです。

仕事中には出てこない本音や感謝の言葉が、社内の空気を入れ替えるきっかけになります。

見直しポイント: 日々の業務に追われ、課題を共有する場がない。

社長自身が忙しすぎて、会社の課題を一人で抱え込んでしまっていませんか?

社員たちも課題は感じながらも、「社長はいつも忙しそうだから相談しづらい」と引け目を感じているかもしれません。だからこそあえてみんなで課題を共有し、立ち止まる場をつくりましょう。

なので、「うちの会社、今どんな課題があると思う?」とこちらからオープンに聞いてみるだけでも、「自分たちの意見を聞いてもらえるんだ」という安心感が生まれます。これがきっかけで業務改善や人間関係の修復につながることもあります。

見直しポイント: 額に飾った理念を誰も読んでいない。

「うちの会社、理念なんてあったっけ?」という社員がいたら要注意です(笑)

日々の業務に追われると、つい目先のことばかりになりがちです。せっかくつくった理念が、いつの間にか額縁の中で眠っていませんか?

ぜひ初心に帰り、「この会社は何のために存在するのか」「これから何を成し遂げたいのか」をみんなで話し合ってみてください。

全員でベクトルを合わせ直すことで一体感が生まれ、それが会社の空気を変えていきます。

求人を出す時、「他社に埋もれないように」テクニックを磨くことは必要です。しかし、それでもうまくいかないことがあります。

そんな時は、ぜひ社内に目を向けてみてください。懇親の場をつくる、課題をオープンにする、理念を語り直す。こうした取り組みが、現状打破のきっかけになるかもしれません。

会社の魅力は、社長一人の頭の中にあるのではなく、社員との対話の中にこそ眠っています。採用の機会を上手に活用し、社内の空気を整える。それがいい人材を引き寄せる第一歩です。

私自身も、自分が忙しくしている時にふと周りを見渡すとこんなことがあります。

「あれ?誰もついてきていない?」

自分のタスクをこなすことに夢中になり、つい周りを置き去りにしてしまいそうになることがあります。そんな時こそ少しブレーキを踏み、周囲を見渡すようにしています。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。