こんにちは!代表の大塚@社会保険労務士です。

少し前からニュースで取り上げられていた、アメリカのトランプ大統領による「日本車への関税引き上げ」の話題。
時間が経った今でも、あのニュースを耳にするたびに色々と考えさせられます。

今日はこの話題について、社労士の立場から感じたことをまとめてみました。

正直、自動車業界って「安泰」だと思っていたんです。
エネルギー問題や環境規制への対応で電気自動車などの次世代開発に追われてはいるものの、各社とも技術力・ブランド力が圧倒的。多少の波があっても、びくともしない揺るがない産業の代表格だと思っていました。

日産には経営問題などいろいろありましたが、それでも「なんだかんだで乗り越えて」今がありますし、トヨタに関しては売上も利益も堅調で、まさに盤石という印象でした。

そんな中で飛び込んできた「関税引き上げ」という報道。

私は自分たちではどうにもならない外的要因によって、業界の流れが一気に変わってしまうことの怖さを感じました。

企業がどれだけ努力しても、国際情勢や政治判断ひとつで、環境は一瞬にして変わってしまう。これほどまでに「コントロールできない変化」というものを感じたのは、コロナ以来でした。

もちろん政府も交渉を尽くしてくれてますし、各社もあらゆる手を打ったと思います。それでも、先行きの不透明さを感じずにはいられませんでした。

このニュースを見ていて、ふと自分の業界にも重ねて考えました。
AIの進化や電子申請、クラウドソフトの充実など、社労士業界も外からの変化に揺さぶられています。
私たちも同じように「このままで大丈夫だろう」と思っていた時代から、今は大きな転換期を迎えています。

ただ、私はAIを単なる脅威とは思っていません。むしろ、使い方次第で大きな味方になると感じています。
人の手が必要な部分と、AIに任せられる部分を見極めながら、より付加価値のある支援をしていく。
その意識がこれからの社労士には必要になると感じています。

私はどちらかといえば慎重な性格で、新しい技術にすぐ飛びつくタイプではありません(笑)でも、アンテナをしっかり張りながら、仕事をしていかなければいけないとあたらめて感じました。