こんにちは!代表の大塚@社会保険労務士です。
本日は「応募ゼロから脱却する求人票の作り方とは?」についてお話しをさせていただきます。
目次
①求人票が刺さっていない?
②ターゲット別のアプローチ
③求人票で伝えたい雰囲気
④まとめ
①求人票が刺さっていない?
求人票は「ただ、読まれている」だけでは意味がありません。
多くの場合、求職者が求人票を見て感じるのは「自分には無理だな」や「ピンとこない」といった感情です。これが「応募ゼロ」につながる原因の一つです。
求人票の内容が漠然としていたり、どこか「冷たい」印象を与えると、読者は興味を持たなくなります。たとえば、ただ「時給1,000円、週3日~」という情報だけでは、応募者がその職場で働いている姿が思い浮かびませんよね。
それでは、どうすれば「応募ゼロ」の状況から抜け出せるのでしょうか?

②ターゲット別のアプローチ
求人票を作成する上で、まず大切なのは「誰に来てほしいか?」を明確にすることです。
たとえば、同じ求人票で「ベテラン層」と「若手層」の両方をターゲットにしようとすると、全く違ったアプローチが必要になります。
ここでは、ベテラン層と若手層、それぞれに刺さる訴求ポイントを紹介します。
ベテラン層に刺さるポイント
ベテラン層は、安定した仕事環境や長期的なキャリアを重視します。特に、自分の経験やスキルが活かせるかどうかを非常に気にしています。そのため、「安定性」や「豊富な経験を活かせる職場」を強調することが重要です。
また、経験値が高い分、その経験が反映された納得のいく給与の決め方をアピールすると興味を持ってもらいやすいでしょう。
若手層に刺さるポイント
若手層は、キャリアアップや成長機会を重視します。特に20代や30代前半の若手は、「やりがい」「仲間との成長」「プライベートの充実」を求めていることが多いため、そのような要素を求人票に盛り込むと効果的です。
特にZ世代の若い人は昭和世代のようにトップダウンで関わるのではなく「自分の意見を言う安心の場がある」「受け入れてもらいやすい環境がある」のような職場であれば、アピールすると更に興味を惹くことができるでしょう。

求人票は一つじゃなくていい
効果的な求人票を作るためには、ターゲットごとに求人票を変えるという方法があります。特に、ベテラン社員層と若手社員層では、求めるものが全く異なります。
そのため「一通の求人票で全ての層をカバーしよう」とするのは難しい場合もあります。
たとえば今回の例でいくと、ベテラン層向けと若手層向けと分けて、それぞれのターゲットに合わせた求人票を作成することで、求人に対する応募者の反応が全く異なります。
④求人票で伝えたい雰囲気
求人票には条件や待遇が並べられることが多いですが、実はそれだけでは応募者の心は動きません。
大切なのは、職場の雰囲気を伝えることです。
「お互いに助け合うチーム」「やりがいを感じる職場」「成長をサポートする環境」など、働いている人々がどう感じているのかを伝えることで、応募者は「自分が働いている姿」を想像しやすくなります。
⑤まとめ
応募ゼロから脱却するために大切なことは、求人票をターゲットに合わせてカスタマイズし、「職場」の雰囲気をしっかりと伝えることです。
また、ベテラン層と若手層では求めるものが異なるため、それぞれに合わせたアプローチをすることが成功への近道です。
ベテラン層には、安定した職場環境や経験を活かせるチャンスを伝える。
若手層には、成長機会やキャリアアップのチャンスを伝える。
どちらのターゲット層にも「自分が働く姿」がイメージできる求人票を作成し、反応を引き出しましょう。
もし、自分が求職者の立場だったらどんな求人票に興味を持つかな?の意識を常に持ち続けることが大事です!一人で取り組むのではなく、周りの方に客観的な意見をもらうことも有効です!
求人票を見直して「応募が来ない」を解消していきませんか?