こんにちは!
問い人材活力コンサルタント(社会保険労務士)の大塚です。質問をお届けして、企業を元気にしています!
本日は、質問を使った従業員とのコミュニケーションについてお話しします。
目次
①なぜ質問なのか?
②オープンクエスチョン
③クローズドクエスチョン
④注意点
⑤まとめ
①なぜ質問なのか?
質問とは極めて一般的な言葉です。あなたもプライベート、仕事などすべてにおいて色々な方に質問しますよね?
私もよく質問しています。仕事においても、夫婦間においても、子育てにおいても私は意図的に質問するようにしています。
なぜ意図的に質問するのかといいますと、その人が何を想い、何を考え、何を大切にしているかを引き出すことができるからです。
人は質問されると自然と考えます。そして考える時間が長ければ長いほど深く考え、本当の答えを返してくれます。
例えば、同僚に「あなたが仕事をする上で大切にしていることは何ですか?」と問いかけをしたとします。
色々な答えが返ってきますよね。
- ワークライフバランスを大切にしている
- 社長や上司に認めてもらうことを最優先に考えている
- お客様の困りごと解決にコミットしている
- 仲間と協力して進めていくために協調性を大切にしている など
ですが、質問されてまず最初に返す答えは意外と表面的な内容であることが多く、本当のところは言わない、あるいは本人でさえも気付いていないケースがあります。
ワークライフバランスを大切にしているという方がいたとします。
その方は残業ができないのでしょうか?あるいはしないのですか?
できないのであれば…
子供がいて、子育てが大変なのかもしれません。
あるいは介護が必要な方が身内にいるのかもしれません。
しないのであれば…
すごく家族を大切にする方なのかもしれません。
平日夜に趣味でやっているフットサルが生きがいなのかもしれません。
質問することにより、その方の価値観や置かれている状況などを引き出すことができます。
相手を知り、そして自分を開示することにより関係性構築がすすんでいきます。
ですから私は質問を多用します。そして、ビジネスにおいても積極的にも使っています。
②オープンクエスチョン
オープンクエスチョンとは自由に考えることができる、正解がない質問のことです。
回答者に深く考えてもらいたい時に使います。
例えば、次の2つの質問うちどちらがオープンクエスチョンだと思いますか?
営業の秘訣を知っていますか?
営業の秘訣は何だと思いますか?
正解は後者です。
正解がないため、回答者なりの正解を探してもらいます。でもこれは客観的にみて少し違うんじゃない?という回答でもいいのです。回答者なりに考えた秘訣を大切に営業してみたらうまくいくことだって十分に考えられます。
③クローズドクエスチョン
クローズドクエスチョンとはYES/NOを問う質問です。
先ほどのオープンクエスチョンの例えでいうなら、前者である「営業の秘訣を知っていますか?」というのがクローズドクエスチョンになります。
端的にYESかNOかを知りたいのに、広げていくオープンクエスチョンを用いたら単に面倒なやつと思われますよね。
クローズドクエスチョンはテンポよく回答者の回答を引き出していくのに向いています。
④注意点
質問の効力は絶大です。絶大であるがゆえに、注意しなければならないポイントがたくさんあります。
たくさんある中で私が思う一番の注意点は否定しないことです。
特にオープンクエスチョンでは注意が必要です。
相手に深く考える機会をつくり、その人のことを知るというのが基本的な目的ですから正解不正解はないのです。それがわかっていてもあまりにも質問者側と価値観がかけ離れている場合に否定したい衝動に駆られることがあります。
ですが、否定をすると以降本音を話してくれない、ということが起こります。
⑤まとめ
本日は質問の効力について、基本的なことをお話しさせていただきました。
ただ、あまりにも質問ばかりしていると面倒くさいやつ認定されてしまうことがあるかも💦しれませんので注意してくださいね。
特に異性同士だと違った問題に発展してしまうかもしれません…
おすすめはまずは少しずつやってみる!ということです。特に上司と部下の関係性の場合、仕事以外の話題を共有することができれば相互理解につながり、結果的に仕事に活きてくるケースがあります。
あなたは質問の効力についてどう思いましたか?