こんにちは!大塚@社会保険労務士です。
年末のテレビ番組「イロモネア」ってご覧になりました?芸人さんが一般審査員を笑わせたら100万円、っていうあの番組です。その審査員に対して誹謗中傷が起きて、テレビ局が注意喚起を出す事態になったんですよね。
正直に言うと、私みたいなひねくれ者は、ああいう番組を観ると「絶対に笑うものか!」ってところから入るんですよ。なんか試されてる気がして、つい意地張っちゃうんです。
まあ結局、最後には笑ってるんですけど(笑)
だから審査員の人たちの中にも同じように意地を張ってる人もいるのではないかと思ってます。
で、ニュースをよく見てみると今回の誹謗中傷の理由は「自分の好きな芸人で笑わなかった」「自分が面白いと思ったのに笑わなかった」ということ。要するに、自分の感性と違う人が許せない、ってことでした。
これ、笑いごとじゃないんです。
私がはこの問題の本質って「自分の思い通りにならないことへの耐性の低さ」だと思っています。そして、これって今まさに多くの企業で起きていることと同じなんです。
私は社労士として、労務相談を受けたり、労使トラブルの事例を見る機会がたくさんありますが、パワハラ、モラハラ、世代間のぶつかり合いが非常に多いこと…。その根っこにあるものって、驚くほどイロモネアの騒動と似ています。
「なんで俺の言う通りにしないんだ」「この程度で文句言うのか」「最近の若い奴は根性がない」。こういう言葉の裏には、「自分の価値観が正しい」っていう無意識の前提があります。
でも、ちょっと考えてみてください。団塊世代とZ世代では、生きてきた時代も環境もまるで違うので、面白いと思うもの、やりがいを感じること、働く意味。全部違うのって、むしろ当たり前だと思いませんか?
それを自分のモノサシだけで測って、相手に押し付けたらどうなるか…。
当然、労使トラブルにつながります。そして、人が辞める。残った人のモチベーションが下がる。人が集まらなくなる。という簡単には止められない負のスパイラルに陥ります。
テレビで「笑わなかった人」を攻撃する社会と、「自分と違う価値観の人」を排除する職場って、構造的には同じなんですよね。そうではなく、今は多様性の時代だからこそ、誰が何を言っても否定から入らず、まずは「そういう考えもあるのか」と受け止めることが大事です。それだけで職場の空気は変わります。
次第に、連帯感が生まれ、心理的安全性が高まって、結果として事業もうまく回り始めます。新年のこのタイミングで、ちょっと自分に問いかけてみませんか。
あなたは「自分と違う人」を、許せる人ですか?
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

